あたご梨が来ました [くま屋の入荷便り]
2006年12月にもこの梨の記事を書いていたのですが、2年ぶりに鳥取の妹からあたご梨が届きました。
何度見ても「あたご梨」の大きさにはびっくりします。この梨は1つ1キロ前後なのは普通というでっかい梨です。中には1.5キロ以上ある梨もあるらしい・・・。普通の梨は400グラムもあれば十分と言われる大きさだとうことですから約3倍なわけです。皮は普通の梨よりガサガサの感触で、形はきれいな球形ではなくごつごつしてていびつです。値段は1個1000円以上するようですね。
それに梨と言えば夏なんですが、この梨は11月が収穫期になるので、ちょうどこのお歳暮時期に出回ることになるらしい。
とは言っても、あたご梨は収穫してから温度の低い倉庫で追熟させないと実は美味しくないそうです。ですから追熟が進んで熟しきった、1月くらいがちょうど食べごろになるらしい。ということは、うちに届いたこの梨はしばらく待ったほうがいいのかなかなぁ。温度の低い倉庫なんかないし・・・、こんな大きな梨をそんな長い間入れておくほど冷蔵庫の野菜室には余裕はない・・・。家の中の温度が低めの部屋に置くか、玄関においておくしかないか~。
とても日持ちのする梨だそうですので、うまく熟成が進ねさすと、メロンに似た香りや甘さになるんだとか。それもいいけど、とりあえず1個食べてから考えることにしよう。^^;まぁお歳暮に贈られるくらいですから、その辺はある程度適熟してるものを発送しているんでしょうけどね^^;1個切ってしまうと4人家族でもちょっと食べきれないかも。
今年も対比で隣にみかんを置いてみる。これは普通のみかんです。
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そもそも梨は世界中で、ニホンナシ、チュウゴクナシ、セイヨウナシの3つの系統があるそうで、ニホンナシとはニホンヤマナシを基本とする品種総括名称です。この基本種は中国大陸中部、朝鮮半島南部および、我が国中部以南に分布していますが、改良してあらたに多くの品種を作ったのは日本だけなので、日本ナシは日本原産の日本固有の果樹ということです。
ということで、あたご梨も改良品種で、自然に出来ていた梨ではないんですね。「二十世紀梨」と「今村秋」を掛け合わせた出来た梨だそうです。ということはこの両親も改良品種なわけですね。岡山原産。
このようにあたご梨の両親は、母は二十世紀梨さんというのは確実らしいですが、実は父親が今村秋だというという説については疑問点があるんだそうですよ。この辺はつくばにある独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所のHPのニホンナシ育成品種の系統図に系統図が載っています。他の梨の系統図も載っていてちょっと興味深いです。それにしてもこんなに品種があるとは・・・。
あたご梨って父親が実は分からない子なんですねぇ。いやいや、果樹研究所の系統図を眺めてると、親がわからない子が多くて多くて・・・まぁそんなことでも美味しいからいいじゃないですか。
はじめまして。
確かにあたご梨、でかいですよね。普通の梨と比べても。
私の実家は岡山にあるのですが、冬に返ると決まって頂いて帰ります。
ご存じかもしれませんが、東京(周辺)ではあまり見かけません。果実が傷つき易いなどの関係でしょうかねぇ。
桃やブドウにおいては、東京(周辺)ではほとんど決まって山梨産で、岡山産はほとんど見かけません。これと同じ関係かもね。
by ラジオネームFAM (2008-12-14 02:49)
こんばんは~
ラジオネームFAMさんはじめまして!
コメントとnice!をありがとうございます。
この梨を初めて見たときはびっくりしました。@@;ヒャー
最初は5つももらったので、人にあげたりしましたが今回はウチで食べきろうと思っています。あまりの大きさに、切ってしまったら一度に全部は食べられそうもありません^^;
確かにこちらではあんまり見ませんよね。なるほど傷つきやすいのかぁ。保存かきくので、その辺うまくやればいいのにねぇ。
味もいいと思います。
by そーすけ (2008-12-14 04:11)