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映画「桜田門外ノ変」~水戸・千波湖オープンロケセット [くま旅百景]

昨年の秋、映画の桜田門外ノ変を観て、本当は寒くなる前に行こうと思っていた水戸のオープンセット。
なかなか時間がなくて行けてなかったのですが、このところの忙しさにイヤになってもうエイヤーっと行ってきました。

水戸です水戸です黄門様ご一行です。ひかえおろう!

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8時台の朝からそんなことしながら(してない)、駅からバスで千波湖湖畔にあるオープンセットを目指しました。いやぁさすがに北関東は寒いですね!千葉と大分違います。雪だって残っていましたよ。梅で有名な偕楽園の梅まつりもまだまだって感じです。ところどころ花が咲いている木もあったようですけど今回そっちはパス。

オープンセットがあるのは千波湖湖畔にある公園の一角。入場料は800円ですが、今でもコンビニで600円で前売り券が買えますので事前に買ったほうがお得。映画公開からしばらく経ってるし、開場間もない9時台なので、お客もまばら(よしよし)。

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入場してすぐに目に入るのはこの米沢藩邸。撮影後内部は記念展示館になっています。そうそう、この白いのは本物の雪ではありません。寒水石という大理石を砂のように細かくしたものです。雪のように見えますでしょ。全体に70トンの寒水石が敷かれているそうですよ。実際に偕楽園の造園にも使われているそうです。

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桜田門にかかる橋から、赤い門の彦根藩邸が見えます。広いでしょ。この広い堀も作ったんだそうです。

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これは逆に彦根藩邸前から桜田門方向を眺めたところ。右側の建物は手前から安芸広島藩邸と杵築藩邸になります。現在は警視庁が建ってるあたりでしょうか。左奥は桜田門。

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映画にも出てきました茶店です。当時、登城する大名行列を見物するために集まる人をあて込んで、よしず張りの茶店が酒などを出ていたそうです。見物客を装って襲撃を待ったということです。

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こちらは桜田門。この日は朝からご当地ヒーローなんでしょうか、双嵐龍のプロモーションみたいな撮影をしていました。橋の上に少し写っているのがそれです。ソーランレッド!ソーランブルー!がソーラン乱舞してました。

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えーとこちら彦根藩邸です。このセットでは、桜田門との距離は100数十メートル位でしょうか?実際は桜田門と600メートル離れているそうですが、それを60名の共を連れて駕籠で登城中に襲撃に遭うわけですね。

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この門の中から外へ移動するところを動画にしてみました^^周りの雰囲気がわかるかと。

こちらは、外桜田門から入ったところの内桜田門。桔梗門ともいいます。セットの方は実物よりはちょっと小さいかな。ところで桜田門て名前は、外側にある小さな門(外桜田門)と内側にある内桜田門(桔梗門)の両方を合わせた名前なんです。

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ちなみに本物の内桜田門(桔梗門)はこれ。昨年の秋撮影です。

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オープンセットに戻って、その外桜田門前の橋を渡って街道まで出て、彦根藩邸に側に少し歩いたところ。この辺が事件があった現場です。実際に襲撃シーンが撮影された所には『襲撃現場』と札が置かれて、井伊直弼の首をとった、薩摩藩士有村次左衛門役の坂東巳之助さんが着ていた血染めの衣装が展示されてました。

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このあたりでもぐるっと動画で回してみました。

こちらは現在の桜田門です。堀にかかる橋上から見た正面の外桜田門と奥の内桜田門です。今や皇居ランナーが沢山です。今でも桜田門外ノ変というと、この外桜田門のすぐ前のこの橋の上が現場だと思っている人が沢山いるようですが、違いますよ~。上でも書いたように、橋を渡って彦根藩邸方向に少し歩いたところが現場です。学校でもこれは詳しく教えませんし、現場に行っても記念碑みたいなものは見当たりません。

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外桜田門の横に、門の説明のついでみたいに2行だけ事件のことが書かれていますが、場所については詳しく言及していません。現場に説明付きの記念碑くらい建てて良さそうなものと思うんですけど、何か事情があるんでしょうか。ちなみに現場は現在の警視庁の前になると思います。

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ちょっと離れたところから桜田門方向を見たところ。安芸広島藩邸、杵築藩邸と並んでいたところは警視庁。この撮影位置からずっと後ろになりますが彦根藩邸です。そしてその後ろには今は国会議事堂があります。桜田門外ノ変が起きた幕末、日本を真剣に考えて憂いた人たちが命がけで行き交っていた場所ですな。それを考えたら恥ずかしいことはできないはずですね。

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