ALWAYS 三丁目の夕日’64 [映画・テレビ・漫画]
三丁目の夕日の3作目ALWAYS 三丁目の夕日’64」。
今回は前作から5年経った1964年、東京タワー完成後の昭和39年が背景ですね。今回で3作目のなので、正直どうなんだろうなって思っていたんですが、いい意味で裏切ってくれてとっても楽しめました。
東京オリンピック。当時のブルーインパルスのF-86Fジェット戦闘機が、青空に5つの輪を描いた模様が映画の最初に映されます。広い青空にはっきりとそれが描かれるその映像はわくわくしましたね♪
今回のテーマはそれぞれの成長と旅立ちかな。鈴木オートの一人息子一平くんも、淳之介くんも高校生。仕事をするのか進学するのか。六子ちゃんは鈴木オートには欠かせない存在にまで成長して後輩もいるけど、年頃の女の子ですから恋もする。茶川さんはヒロミさんと結婚して赤ちゃんができたけど、強力なライバルが現れて大ピンチ。
前作までと同じように数本の話が一緒に進みます。六ちゃんを心配するみんなの気持ち。特に父親の気持ちになりきった、鈴木オート社長の則文の真っ直ぐな振る舞いは可笑しいですが、これってとっても共感するんだよねぇ。娘の父親ってみんな同じだ(笑)。
起きる話が自分に重ねられる部分が多いもんだから、あちこちで泣かされてしまうのかねぇ。とは言っても、気持ちよく泣かされるので清々しいですけどね。
今回もいい作品になったと思うから、それ故にこのシリーズは今回で完結打ち止めにしたほうがいいと思うな。みんな素晴らしい成長をして旅立ちました。