エバーフレッシュぼんぼり [なんでも帳]
久しぶりにエバーフレッシュ話を。
久しぶりなので、先にちょっと説明を。エバーフレッシュはネムノキの仲間でして、昼に葉を広げ、夜になるとその葉は閉じます。原産地が中南米なので高温多湿を好むようです。逆に寒いところは苦手。
2007年に引っ越した時に家に来たのがこれ。一時は成長しすぎて天井に届きそうになったくらい元気なので、ばっさバッサと剪定してます。それでも毎年何回か不定期に花をつけて楽しませてくれます。
花はこのとおりまん丸で、まさにぼんぼりでしょ。下の方にあるのがツボミです。今年は数日前から花をつけ始めてくれて、今回は7つのぼんぼりが順番にポンポンと咲いております♪花自体は1~2日なんですけどね。
マンションは寒暖差が少ないし、温暖な千葉の環境があっているんでしょう。
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ねむの木と言えば~こんな艶っぽい歌が万葉集にあるんですね。中国では「合歓の木」と言って、男女が共寝して相歓び合うという意味もあるとか。
昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓木の花君のみ見めや戯奴さへに見よ (紀郎女)
昼間は綺麗な花を咲かせ夜になればぴったりと葉を合わせ、好きな人に抱かれるように眠る合歓の木。あなたと一緒に見たいのよ。っていたずらっぽく年上の人妻からこんな歌をもらった大伴家持はこんな歌を返す。
我妹子(わぎもこ)が形見の合歓は花のみに咲きてけだしく実にならじかも (大伴家持)
あなたが下さった合歓は、花は咲いても実はつけないのでは?あなたは口先だけで本気ではないのでしょう。
この歌には歌にある合歓の木の枝が添えられてあったそうですが、家持の返事に反してこの合歓の木は後ほど実をつけたということです。さてさて・・・。