大ニセモノ博 [くま散歩]
桜ももう終わりかなぁ。
佐倉の歴博で興味津々の展示やってるし、ちょっと山の方へ行ったらまだ桜が観られるかもしれない。ということで行ってまいりました佐倉の国立歴史民俗博物館。佐倉城址公園の一角にあります。「民俗」という言葉が入っているように、展示は時代ごとの暮らしに関連していて、妖怪・お化けの類まであります。なので面白くて好きなんですよここ。
桜は木ごとに違いはあるものの、まだまだ花見するには十分残っていました。
ま、でも今日のメインは歴博。
「大ニセモノ博覧会-贋造と模倣の文化史」
すごいでしょこのタイトルw。
人を騙して儲けるための、偽ブランドや食品偽装とか、ちょっと考えるだけでいろいろありますが、人って大昔から同じようなことをめんめんと続けてきているってことがよくわかります。もうかわいいくらいにも思えますw。
もっともニセモノ=悪いことって単純に切り分けられない事情も、実は我々の暮らしの中にあるってことに気付かされます。ニセモノにも重要な役割があるんだってことが。見栄と自慢。特に地方のそれなりの家では、「家の格」の示すために収蔵品を誇示していたようです。それなりの屋敷なら床の間があって、それなりの飾りが欲しくなりますもんね。掛け軸にニセモノが多いのも納得。
面白いのがニセモノ酒。江戸時代の太平の世になるとブランド化する酒が出てくる。今のように商標登録などの保護制度はなかったので、似た名前の酒が氾濫wトラブルが多かったようです。
このへんの展示はとっても面白かったですよ。古い酒や無印の酒を「銘酒」に変える秘伝書wとか、偽造する手順書みたいなものがあるあるwみんな頑張っていたんですねぇ。
というような面白い展示です。5月6日までのゴールデンウィーク中はまだやってますので、お近くの方はぜひぜひ。オススメですよ~。行けない方も歴博のホームページでこの企画展示の「概要」を見てみるだけでも、結構面白いと思います。
ということで、歴博売店で小判チョコレートを買ってきました。すごいんですよ、慶長小判が8枚も入って864円ですからものすごいお得感です。
開けたら、眩しくて!眩しくて!目が眩みました。
ちなみに大きさ、重さ、紋様は慶長小判そのまんまだそうです。つまりホンモノと同じなんですよこれ。