高橋真琴の原画展 [くま散歩]
12月初めての日曜日の12/6。佐倉市立美術館で開催中の「高橋真琴の原画展」へ。今年ももう今月で終わりですよ~。
師走は忙しくなるので、12/23までの会期なんてあっという間。行けるときに行っておかないと見られなりますからね~。
高橋真琴さんの個展や画廊には行ったことはありますが、こんな大きな展覧会は初めてなのでで楽しみにしていました。
1960年代から80年代にかけては、少女雑誌の表紙を飾っていたことも多かったので、当時乙女の時代をすごされていた方には、特に思い入れがある方も多いでしょうね。自分はその後の世代になると思いますが、高橋真琴さんの絵は記憶にありますよ。少女漫画はあんまり読まなかったけど、目の中に星がキラキラ輝いてとても印象的な絵柄ですし。
この会場に来ていた人の多くはその時代のに少女期をすごされた方たち。高橋さんのことを知っていて来ているかと思ったら、そうでもないようでした。
近くにいた年上のお二人の乙女の話が聞こえてきたんですが、高橋真琴さんが男性だったことをここに来て初めて知ったらしく、随分とびっくりしていたようでw。ええ、男なんですよ高橋さんって。
さて、やってまいりました。佐倉市立美術館。この建物は、大正時代に建てられた旧川崎銀行佐倉支店(千葉県指定有形文化財)でもあります。
展示内容は、漫画やイラストの原画はもちろん、ノートや鉛筆などの文房具の絵柄としてデザインされた商品やその原画、ハンカチやカップなどの日用品にデザインされたもの。さまざまな商品に少女たちが描かれています。それが一堂に観られるのはとても楽しいです。
雑誌の付録風の図録は1000円なので買いです。その中に高橋真琴さんが展示会に寄せて書かれたあいさつがありますが、とても謙虚でパワフルなんです。謙虚さを忘れては成長できないと言われることがよくありますが、そういうことが伝わってくる内容です。サムシング・グレイトです。
図録には展示物の紹介がされているわけですが、これは手元においておきたいのですよ。
展示物を観てて思ったのですが高橋さんは、漫画家、イラストレーター、というよりも、商品を念頭に置いて作品を制作していることが多いようで、グラフィックデザイナーの領域もカバーしてそうに思えた。上のコーリン色鉛筆のパッケージや下のショウワノートの表紙。素敵ですよね。
たくさんの種類があったポストカードから、3種類だけ厳選して購入。使うのがもったいないくらいですが使いますw素敵でしょ?鳥肌が立つくらいにきれいです。
佐倉は寒かったですが、ほっこりした日曜日でありました。
会期は2015年12月23日までですので、興味のある方は是非。