千住宿 問屋場と貫目改所跡 [地名萌え倶楽部]
ここは日本橋から二里八丁(8.7km)の千住宿です。どっぷり江戸です。
今は賑やかな北千住の商店街通り、当時だって旅人たちも行き交って賑やかだったはずの旧日光街道です。ここに問屋場(といやば)と貫目改所(かんめあらためじょ)があったようです。
ここの説明によると、問屋場は元禄8年(1695)に、貫目改所は寛保3年(1743)に設けられたと。旅人の荷物の重量検査が行われた場所のようです。馬には積載制限があって、40貫目(約150kg)を積むと「本馬」、20貫目または人が乗って5貫目の手荷物を積んだ馬は「軽尻」と言って、次の草加までの運賃が定められていたようです。
貫目役所はこの先宇都宮宿までないので、重い荷物をどうにか制限内としてもらおうとして、賄賂が横行していたという話もあるようです。いつの時代も人がやることは同じですな。
北千住界隈を歩くと江戸の面影はあちこちにあるんですけど、ここは商店街に真ん中にぽかっと空いた公園と言うか広場になっています。広場敷き詰めた石タイルには、発掘で見つかった杭穴と礎石の位置と、建物の範囲が表示されています。これだけ見ると、それほど大きい建物ではなかったのかな。
こういうところに、ふっと出くわすのが萌えるよねぇ。