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怪人二十面相・伝~K-20 [映画・テレビ・漫画]

今年も元旦恒例の映画鑑賞してきました。1日は1000円で観られますしね♪
だから、ここのところ毎年元旦は映画館へ行ってます。

今年はそう、怪人二十面相・伝。この原作は相当前に文庫本化された時に読んでいて、とても面白く思った話ですが、まさかこんなに面白い映画になってまた会えるとは思っていませんでした♪お正月初めの映画が当たりだと嬉しいねぇ。

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江戸川乱歩の少年探偵団シリーズの、怪人二十面相という名前は、日本人なら誰でも聞いたことがあると思いますが自分も例外じゃなく、子どもの頃に図書館に通って全巻読みまくりましたよ。学校の図書館にも大抵揃っていたんじゃないだろうか。名探偵明智小五郎、少年探偵団の小林少年と、怪人二十面相と呼ばれる正体不明の怪盗の対決。もう面白くてたまらなかったもんなー。

この原作になっている、怪人二十面相・伝は、江戸川乱歩作品じゃなくて、北村想さんが二十面相側から書いたパスティッシュです。なぜ彼は怪人二十面相になったかとか、彼の素性や、普段は何をしてるのかということを書いています。また明智との対決を二十面相側から書いているので、明智や小林少年のなんとまぁ嫌味な事か。映画ではすっごい嫌なやつになってます。小林君なんか泣かしてやりたくなりますな^^;いやぁ楽しい楽しい♪2時間以上ある映画なんですが、最後までわくわくして観てました。

あまり書いてしまうとネタバレになるので控えますが、観て損はない娯楽作品に仕上がっていますので、昔少年探偵団を面白く読んだ記憶がある方は是非観ていただきたいと思います。

話は設定からして原作とは相当違う話になってしまっていますが、映画としてこれはこれで大成功だと思います。あれこれ調べずに、いきなり劇場へ行って楽しんだほうが楽しめるかと思います。スタッフは、あの三丁目の夕日を作った方たちが再結集して作っていますので、架空の昭和の風景なんかも素晴らしいつくりになっています。

公開されている予告編にもあるので、これくらいいいかな?
さっき言った架空の昭和というのは、第二次世界大戦が回避されて昭和が旧体制のまま存続し、華族制度が極度の格差社会を作り出した帝都・・・1949年の東京が舞台になっています。そんな世界に、特権階級の富裕層に集中する富をターゲットに、次々と高価な美術品などを見事な手口で盗む怪人二十面相が世間を騒がせていた・・・という導入から映画は始まります。

導入部分から1949年の架空都市東京の空からの景色が広がります。この辺の景色が三丁目で見事に見せてくれた、VFX技術を駆使して作られています(オープニングだけで3ヶ月もかかったそうですよ)。1949年ですが戦争がなかったわけですから、高層ビルや東京タワーらしいものも建っています。

三丁目もそうでしたが、見えないところまでこだわる小道具と、各出演者が着る衣装にも相当こだわっていてくれて嬉しい限りです。

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さて主な出演者は次の方たち。

  • 金城武・・・遠藤平吉
  • 松たか子・・・羽柴葉子
  • 仲村トオル・・・明智小五郎
  • 國村準・・・源治
  • 高島礼子・・・菊子
  • 益岡徹・・・浪越警部
  • 鹿賀丈史・・・謎の紳士
  • 本郷奏多 ・・・小林芳雄
  • 今井悠貴・・・シンスケ

金城の平吉はかっこいいですね~。仲村トオルの明智はイヤミったらしさがよく出ていました^^;やなやつでしたよ~。國村さんと高島さんの巧さに脱帽です。とてもいい役柄を演じていました。お姫様みたいな役どころの松さんも、どうかと思っていましたがこれがとてもよい^^。イメージとしては「カリオストロの城」のクラリスであり、良家の子女のたしなみです!と言いながら、オートジャイロを巧みに操縦して活躍するところなど、「天空の城ラピュタ」のフラップターでのシータ救出シーンを絶対意識してるだろー^^;という場面もあり楽しめます。スカッとしますよ^^

wahaha.jpg やはり縄梯子に笑い「ワッハッハハハハ・・・」はお約束ですよね。

最後にサウンドトラック。これも三丁目の夕日と同じく佐藤直紀さんです。映画に合った音楽で、聴いてるだけでもわくわくしてくるのでとっても気に入っています。やっぱりサントラCD買っちゃおうかなー。↓ちなみにAmazonでも試聴できます。

K-20 オリジナル・サウンドトラック

K-20 オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: 佐藤直紀,サントラ
  • 出版社/メーカー: VAP =music=
  • 発売日: 2008/12/17
  • メディア: CD

原作はこちらかな

怪人二十面相・伝 (小学館文庫)

怪人二十面相・伝 (小学館文庫)

  • 作者: 北村 想
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/09/05
  • メディア: 文庫

しかしK-20=怪人二十面相とはわかりませんでした^^;
K-トゥエンティと読むのですが、ピンときません。二十面相はにじゅうめんそうだろー^^

でもまぁ役のイメージも一緒で、自分のように子ども時代に読んだ少年探偵団シリーズの本だけでイメージを膨らませてきた世代はもちろん、明智探偵や二十面相のイメージはそれぞれにみんな違うでしょうから感じ方もそれぞれ。こんな明智は許さんとか怒る人もいるかな?


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コメント 2

かりん

もう5日になってしまいましたが
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

私も「K-20」っていうタイトルを見た時、
怪人二十面相だとは思いませんでした。
今風になってるんでしょうか…?
内容ももちろんですが、架空の昭和の風景に興味がわきました。
by かりん (2009-01-05 23:15) 

そーすけ

こんばんは~
こちらこそよろしくお願いします~
K-20ってケィ・トゥエンティって読むんですよ。
ケー・ニーマルとでも読んだほうが雰囲気あるのにねぇ。映画の中ではそう呼んでたりするし。
K-20の読みは今風ですが、内容は架空の昭和という設定で、戦争が回避されたんですが、軍部主導の格差社会の世の中という設定です。東京は帝都です。
面白いですよ♪
by そーすけ (2009-01-06 00:16) 

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