いきなりの夏、今年も帝釈天は暑かった [くま散歩]
7月5日に思い立って柴又方面へ。
去年以来の2回目です。去年は確か夏の真っ只中に行って撃沈したような・・・^^
今年はまだ梅雨も明けてないし、比較的涼しく散歩もできるだろうと思ったら甘かった・・・暑いじゃないですか。ニュースでは館林では36℃だったとか?勘弁してください、北国産の自分は暑いのは苦手ですから~。猫舌だし。とはいっても早めに出かけたので、柴又にいるうちは楽なほうだったんでしょう^^;
柴又駅に降り立つと、やっぱり観光地なんですね。すでに結構人がいます。
これはいくらでも空いてるうちに高木屋さんへ行ったほうがいいと思って高木屋さんへ。高木屋さんは寅さん映画に出てくるモデルのだんご屋さんです。
駅から参道を歩いて、左側にある高木屋さんが食事が出来るお店で、右側の高木屋さんは持ち帰り専門のお店。要するに参道を挟んで高木屋さんは2軒あるわけです。(※下の写真は駅に向かって歩いているので、逆向きで右が食事が出来る店で左が持ち帰りのお店。)
食事できるほうのお店は意外と広い。8人席テーブルが6つくらい(間違ってたらゴメン)と小上がりもあって、今日も団体さんが陣取って楽しそうにやっていました。ビールもありますよ^^。
お客さんは観光客はもちろん一人で来ているおばあちゃんや、子ども連れの家族、おばちゃんグループなどで、空いていれば気軽に入れて一休みできそうな雰囲気です。寅さん映画のモデルのお店とはいっても、店の中は映画とは違います。映画の雰囲気を求めるなら、寅さん記念館へ行くとセットをそのまま再現しているので楽しめます。
店を入ったところで食券を買って好きな席に座ります。草団子300円、団子セット(草団子、みたらし、いそべ)500円を頼みました。座って周りを見回すと寅さん関係の写真や絵などがたくさん飾ってあります。今日は写真が貼られた近くの席に座れたので、写真を眺めてみたら、お店の方と一緒に寅さんやマドンナなど、誰もみんな若くて懐かしい顔が見えました。空いていれば店内を一周して見て歩くのも楽しいだろうなぁと。
ほどなく、おばちゃんがだんごとお茶を持ってきてくれます。
お茶は大きな急須(満タンに入っているので重い)で持ってきてくれるので、好きなだけ飲めます。ていうか飲みきれないから、ペットボトルに入れて持って帰ろうかと思うくらい(そんなことしませんが)です。
草だんごはとても柔らかくて美味しく、あんこも甘さ控えめなのです。これがお茶と良く合うのですよね。お茶が大量にもらえるのはこのせいか?おっと・・・、そんなこんなでお参り前なのに、一休みどころかすっかりくつろいでしまった^^。
さておいしいだんごもいただいたことだしいよいよ柴又帝釈天へ。
まずはお参りをすませて、今回は拝観料を払って、庭園の邃渓園および彫刻ギャラリーを見ることに。
- 庭園・彫刻ギャラリー共通(1名につき)
- 大人400円 子供(小・中学生)200円
団体20名以上は大人300円
実は彫刻についてはよく調べずに来たものですから、正直それほど期待もしていなかったんです。仏像などを並べているだけだろうと、あまり興味はなかったんですが、それがそれが!とんでもない。彫刻というのは、お堂の外側にはめ込まれた1枚板の彫刻をはじめとした全体のことでした。この彫刻は大正末期より昭和九年に至る十数年がかりで完成したものとのことです。
今ではガラス張りの屋内に入って守られていますが、最近まで風雨にさらされていたのだそうですからもったいない。自分にとっては、この彫刻は400円払って見る価値は十分あると思いました。
また、この彫刻のほかに、庭園も眺めることができます。庭園の中に入って散策することはできませんが、ぐるりと巡らされた回廊には休憩場所もあっていろんな角度から庭園を眺めることができます。お参りからここまでざっと2時間、ゆっくりのんびりしてこれました。
この庭園の池には大きな鯉がたくさんいるのですが、なんと立派な亀も発見。確認しただけで3匹はいたかな。ちょうどゴハンの時間だったらしくて、炊きたてか温かいご飯(2合くらいはあったな)を抱えたおばさんと、3、4歳くらいの男の子(お孫さんかな?)が庭へ出て行きました。亀と鯉のゴハンだったようです。
池の中にゴハンを投げ入れるのですが、「亀はね~遅いから鯉に取られてなかなか食べられないのよ~」と。亀のほうもそれをわかってか、直接ゴハンをもらうべくライバルのいない陸に上がろうとしていました。
鯉や亀にゴハンをあげながら、自分たちもそのゴハンを食べてる様子はなんとも微笑ましい。
庭園を巡る回廊の途中に御神水が沸いていましたが、これが寅さんが産湯に使ったという御神水でしょうね。もっともここまで来なくても、境内にも御神水はあるようですね。
なかなか楽しめた帝釈天。これから行く方は、時間があれば400円を払ってでも、彫刻と庭まで観て来る事をお勧めします。すっかり観光化している浅草仲見世と浅草寺より全然楽しめると思います。浅草は人が多すぎますよ^^;
◇ ◇ ◇
この後遅いお昼をいただくために立石まで移動。
アド街ック天国でも紹介(16位)されていた舟和です。舟和といえば芋ようかんでとっても有名ですが、ここはなんと焼きそばなんかもある食堂でもあるんですね。しかも立石価格と言われる安さとボリューム。
いやぁすごい。これはご飯をつけちゃいましたが、焼きそばだけならマックのハッピーセットと同じ値段です。
もちろん、芋ようかんだって普通にありますよ。一本から売ってくれます。
立石すごすぎ^^/~♪
そーすけさん、初めてお邪魔します。
柴又および帝釈天のお話、楽しかったです。
私は「寅さん」シリーズは、全ての作品を2回以上は見ているほどの寅さんファンです。
自分の性格も、ある程度寅さんには影響を受けているようです。
それにもかかわらず、草だんごは食べたことがないのです(←寅さんファンと言える資格があるのか?)。
次回は是非行ってみたいと思います。
墨田区に友人がいますので、近いですしね。
草だんごを食べて、帝釈天をお参りして、ちょっとビールなぞ飲んで、そして酔い覚ましに江戸川沿いを散歩して・・・
いいですねえ。
by のむ (2008-07-12 11:11)
帝釈天はいままでに何度か行っているのに、
彫刻ギャラリーの存在すら知りませんでした( ̄ー ̄;
すばらしいですね!!
正直言って、仏像にはあまり興味がないのですが、
古い建築物やこのような意匠には、ただただ見とれてしまいます。
奇抜なビルを建てて存在をアピールする有名建築家よりも、
名もなき職人たちの匠の技に心惹かれます。
私も暑さが苦手だし猫舌なので(笑)、涼しい季節にぜひ訪れてみたいです。
あ、舟和の芋ようかんも大好きw
by チヨロギ (2008-07-12 14:06)
のむさん、いらっしゃいませ♪
コメントありがとうございます^^
寅さん映画のファンなんですね^^え、性格も影響を受けてる?
情に厚くて弱きを助け潔くて、いいですよね。最近少ないもんなぁ
それでは時々寅さんになりきってしまうとか^^
そういえば、この間もそうでしたが、寅さんの扮装をした人が境内にいるんですよ。話しかけられると、寅さんのみたいな言葉で話もしてくれますし、記念写真にも快く応じてくれます。
映画は自分も大好きですけど全部は観てないだろうなぁ。
草だんごは食べてなくても、寅さんファンとは言えると思いますよっ^^
墨田区にお友達が住まわれているのでしたら近いですね。機会がありそうでしたら、是非寄ってみてください。夏は暑いので、川に出ても酔い覚ましになるかは保証できませ~ん^^;(笑)
よかったらまた覗いてください^^~
by そーすけ (2008-07-13 15:42)
チヨロギさん
いやぁ梅雨も明けてないのに、なんだよこの暑さは~・・・風がないと最悪ですね。
とはいっても、都心はもっと気温が高くてむんむんしてるでしょうから、それを思ったら全然ましか^^;。
さてさて、帝釈天の彫刻は素晴らしかったです。有料なんで、入り口まで来て戻る人も結構いますけど、ここは観ておいたほうがいいです。
一枚の板に彫り出された緻密な絵(絵じゃないけど)。
モチーフになっている話は良く知りませんが、細かいところまで彫りこまれていて引き込まれてしまいます。
それに、板の厚さ奥行きがあるので、見る角度によって見えたり見えなかったりする部分もあって、それがなかなか面白いので、何度か行ったり来たりして眺めてました。
是非涼しくなったら行ってみてください。かなりおすすめです^^
で、帰りは立石舟和で焼きそばと芋ようかんをどうぞ^^;(笑)
by そーすけ (2008-07-13 15:53)