嵐を呼ぶアッパレ!BALLAD~名もなき恋の歌 [映画・テレビ・漫画]
人には断然お勧めしていた映画、「BALLAD 名もなき恋のうた」を先日の日曜日に観てきました。
先日もここに書きましたが、早々に観られて良かった^^。映画、好調なようですし♪
2002年のクレヨンしんちゃんの劇場版10作目、「アッパレ!戦国大合戦」が原案ということなので、以前からとても楽しみにしていました。原案のクレヨンしんちゃんは子供向け映画という概念を外し、大人でも見応えのある映画として制作されました。前年の「オトナ帝国の逆襲」も大人でも楽しめる作品だったのですが、この戦国大合戦は時代劇というハードルを越えていろいろな賞を受賞した名作です。(監督・脚本原恵一、興業収入13億円、動員観客114万人)
そんな作品を原案にして実写映画化すると、どれだけ違ってどんなになっているのかというのも楽しみなわけで^^。
監督は三丁目の夕日の山崎貴監督ですね。
◇ ◇ ◇
ここから先は映画の内容に話しがおよぶので、まだ見ていない人は読まないほうが良いです^^;
詳しいストーリーは上のバナーからのリンクでご覧下さい^^;。
アニメのしんちゃんのほうは、タイムスリップしたしんちゃんと又兵衛の友情話がメインですが、BALLADでは又兵衛と廉姫との切ないラブストーリーがメインになっています。アニメでは、しんちゃんと又兵衛が男同士の誓いを立てる金打(きんちょう)という場面(刀を少し抜いてチンッと戻す行為)が友情の絆を表すためにあったのですが、BALLADではありません。その代わり又兵衛と廉姫のお互いに想う気持ちを丁寧に表現してくれました。
春日の国のお姫様「廉姫」役の新垣結衣は、我が国の姫!と誰からも好かれる清廉で美しい姫を凛々しく演じていました。お姫様の理想はこうですね。美人で領民からも好かれる慈愛に満ちた人。やっぱりこうでないと^^。新垣廉姫は正解ですよ~。
他に自分のツボは、敵武将大倉井の側近役の小澤征悦さん。甲冑がよく似合って、立ち居振る舞いのかっこいいこと。それと、アニメ版にも登場して、大好きな役柄の彦蔵と儀助。廉姫を襲った野武士集団の頭でしたが、助けに来た又兵衛に蹴散らされてしまう。その又兵衛に男惚れして家来になる2人に浪岡一喜と菅田俊。
アニメ版では、この2人は大倉井の元家来で、唯一大倉井の顔を知っているという設定がはっきりありました。大倉井の本陣に突入した又兵衛に、大倉井を教える重要な役目でした。このキャラクタのモデルは七人の侍で三船さんが演じた菊千代だとのことで、なるほどなぁと感じました。実写版では残念ながらあっさり描かれていましたけどね。
そして春日の国の殿にして廉姫の父親役の中村敦夫さん。子どもの頃木枯らし紋次郎で憧れでした。「あっしにはかかわりのねぇことでござんす。」というセリフがクールで最高でしたが、さすがにそれなりのお歳。派手な役ではありませんが、殿というより優しいじいじのような雰囲気。しかしながら「小国なりの意地を見せたい」という殿らしい貫禄を見せていました。
合戦シーンはしんちゃんでもしっかり描かれていましたが、この映画でも迫力がありました。ただ、ずらり並んだ鉄砲足軽に明らかに女性が混ざっていて気になりました。エキストラなんでしょうか・・・足軽の装備を付けていても、顔つきや体の線、歩き方やしぐさで女性だとバレバレです。これってちょっと残念でしたねー。百姓を急遽動員したにしても、女性に鉄砲は持たせなかったでしょうからね。
この映画の原案は、しんちゃんの2002年劇場版「あっぱれ!戦国大合戦」。この頃のしんちゃんの劇場版はとても良い作品が多い。この映画と、前の年に公開した「モーレツ!オトナ帝国の逆襲」はオトナも対象にした映画でした。当時まさかしんちゃん映画で泣いてしまうとは思いませんでしたからねー^^;今でも評価が高い作品ですもんね。
このアニメ版は大好きなものですから、実写版でイメージを壊されたらどうしてくれよう!なんて思っていました(^^;)が、ここまで原作を生かせてくれて良かった。一番心配したのは結末のシーンで、ハッピーエンドにされてしまっては最後の最後に物語が台無しになってしまいますから。セリフまでほとんど同じでまわしてくれて本当に嬉しかった。
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こんばんは♪
とても評判がいいですねー、この映画。
監督はあの山崎さんだし、原作をご覧になったそーすけさんも太鼓判なら、間違いはなさそう。
映画館に行けるかどうかわかりませんが、ぜひ観てみたい映画です。
それはそうと、足軽のエキストラに女性が混じっているとはびっくり。
最近のTVドラマは、よく公式サイトでエキストラを募集していますが、
平日昼間の撮影だと、男性の応募はどうしても少ないようです。
映画にも似たような事情があるのかなぁ?
by チヨロギ (2009-09-20 00:20)
チヨロギさん、こんばんはー♪
いえいえ、個人差がありますから^^;太鼓判なんて、太鼓なんて腹だけですよ。(爆)
でも、お話しはアニメ原案とはいっても、子どもにも大人にも観てもらえるように作った話しですので、しっかりできています。わかりやくて面白いですよ。
機会があればどうぞ、せめて太鼓腹で押して差し上げましょう(笑)。
エキストラの件はそういうことですか。エンドロールに、協力:○○市の皆さん、なんて出ていますが男性はそれほど集りませんか。むう。
さすがに女性の鉄砲足軽は違和感ありありでしたよう。
by そーすけ (2009-09-20 00:50)
そーすけさん、こんばんわ。
また観に行っちゃいました。
つくづく「ツヨポンはホンに恵まれているなぁ。」と思っています。
女の足軽については田舎の小国なので、敗戦国の末期のように、《とにかく頭数をそろえるために、病気などでない限り武器を持てれば女子供も借り出された》のだろうと都合のいいように自分が納得する為、話をつくりました。
ビデオ屋さんになかったので、アニメ版が観られるのはもう少し先になりそうです。
by うみのつばめ (2009-09-20 23:29)
こんにちは、つばめさん♪
そうですね剛君、人柄も良さそうで好感度は抜群だし。
だから結果的に恵まれるようになるのでしょうかね。
本人否定してましたが、ストレスはそりゃぁ多いと思うんだけどね^^;
鉄砲足軽のことは、見えたのはずらりと並んだ大倉井軍の最前でした。遠征で攻めるほうは、実際はこんなことはないかなと^^;でも言うほど気にしていません^^。監督も言ってるように、映画的な効果から小国の割りに鉄砲大げさに多くしてると。そうそう、別にそれでまったく問題ないです。
原作のアニメのほうはレンタル店にありませんでしたか・・・。原作者の臼井さんが残念な事故で亡くなってしまったので、しばらくレンタル率は高いかもしれませんね。次の機会に是非^^。
by そーすけ (2009-09-21 13:32)
大倉井軍でしたか。
間違い探しのように、そこまでき気づかなかったわ^^;
原作者様のそのニュース!!
ショックでしたわ。
by うみのつばめ (2009-09-21 20:51)
つばめさんこんばんは♪
再びありがとうございます。
臼井さんの事故は残念でした。がっかりです。
こんな事故だと自分自身も信じられない思いでしょうね。
まさかっ!え?なんで!おいおい、死んだのおれ?
by そーすけ (2009-09-21 21:57)